「クセ毛カット」について、施術前に知っていただきたいこと
「クセ毛カット」にご興味を持っていただき、ありがとうございます。
これまで長い間、くせ毛の扱いに悩み、縮毛矯正を続けてきた方や、「自分の髪を活かせる美容室」を探して、さまざまなヘアサロンを経験されてきた方も多いのではないでしょうか。
クセ毛カット専門店「ROOP」では、髪質やくせの種類、毛量、生え方などを見極めながら、一人ひとりに合わせてカットの方法を変えています。
そのため、一般的な美容室のカットとは、考え方や施術方法が大きく異なります。
ご来店後に「思っていた感じと違った」とならないためにも、初めてのお客様には、クセ毛カットの特徴だけでなくデメリットや注意点も含めて、事前に知っていただきたいと考えています。
セニングシザー(すきバサミ)は、使用しません
ROOPのクセ毛カットでは、基本的にセニングシザー(すきバサミ)を使用しません。
すきバサミで毛先を軽くしすぎると毛先がスカスカになったり、かえって広がりやパサつきが目立ってしまうことがあります。
一度この状態になってしまうと、長さを切って厚みを作ったり髪が伸びるのを待ちながら少しずつ修正していく必要がでてきます。
独自の毛量調整技術「Zセニング」
ROOPでは、くせ毛の毛量をコントロールするために、ハサミを使った「Zセニング」というくせ毛カット技術を用いています。
Zセニングでは、髪を乾かした状態で実際のクセのうねり、毛流れ、膨らむ位置、毛量の偏りを確認しながら、ドライカット用のシザーを使って毛量を調整していきます。
根元付近から毛量を間引くことで、毛先の厚みをできるだけ残しながら髪の毛量を劇的に減らすことが可能です。
重さで抑えるような考え方ではないので、重く残して重さでまとめるような提案はしません。
むしろ、限界まで毛量を減らします。毛先の厚みがある状態で根元から毛量を減らすことで髪がまとまりクセを納めることができます。
すきバサミとハサミで削ぐカットのイメージ図です。

クセの髪は、セニングバサミで細かく削ぐとクセが暴れてしまい毛先がまとまりません。根本付近からハサミで間引くことで、パサつきを抑えて毛量を削ることができます。
通常のカットとの一番の違いがハサミで削ぐところになります。
くせ毛カットの原理をお客様にも知って頂き、安心してご自身のクセと上手にお付き合いしてもらいたいと考えています。
クセ毛のタイプ別
クセ毛カット
くせ毛といっても、クセの強さや髪質、毛量は一人ひとり異なります。
ROOPでは、髪の状態を大きく3つのタイプに分け、それぞれに合わせてカット技法を変えています。
まずは、ご自身の髪がどのタイプに近いのかをご確認ください。
それぞれの特徴と、どのようなカットを行うのかをご説明します。
TYPE 1|ふかふかと膨らみやすいエイジング毛タイプ

【特徴】
水に濡れているときは毛量が少なく感じるのに、乾かすとふわっと膨らみ、オイルやスタイリング剤をつけても広がってまとまらないタイプ。
年齢とともに髪質が変化したエイジング毛や、ブリーチ・明るいヘアカラーを繰り返した髪にも見られます。
髪にハリや重さが出にくく、一本一本がふかふかと軽いため、実際の毛量以上にボリュームが出て見えることがあります。
【カット方法】
このタイプは毛先を軽くしすぎると、さらにパサつきや広がりが出やすいため、セニングシザー(すきバサミ)の使用には特に注意が必要です。
ROOPでは、毛先の厚み残しながら、ハサミを使って根元付近から毛量を間引いていきます。
うねりがある髪は、その動きを活かした「くせ毛活かし」が可能です。
【メリット】
毛先の厚みや重さを残しながら、膨らみの原因となる毛量を根元付近からとることができるので、乾かしたときのボリュームが減り、頭がコンパクトになります。オイルなどのスタイリング剤を使用することで、まとまりのある質感に仕上げやすくなります。
【デメリット・注意点】
根元付近から毛量を間引くため、その後に縮毛矯正をする場合、短い髪が混在することでストレートアイロンで挟みにくい部分が出ることがあります。
そのため、今後も定期的に縮毛矯正を続けたい方には、根元からの毛量調整を控えめにするなど、将来の施術も考えながらカットします。
TYPE 2|細かなウェーブを描く波状毛タイプ

【特徴】
日本人に多く見られる、髪が波を打つようにうねるタイプのくせ毛です。
クセの強さや毛量にもよりますが、乾かすとボリュームが出やすく、オイルだけでは広がりを抑えきれないので、ヘアクリームやジェル、ムースなどのセット力があるスタイリング剤が必要になる髪質です。
一方で、保湿をしっかり行い、スタイリング剤を使用することで、もともとのウェーブをパーマのような動きとして活かしやすい髪質でもあります。
クセを抑えるのではなく、きれいに出すことがスタイリングのポイントになります。
【カット方法】
まず髪が濡れている状態で、ウェーブ形成や毛量のバランスを見ながらベースとなる形をつくります。
その際、ボリュームの原因となっている部分は、必要に応じて根元付近から毛束を間引きながら調整します。
ベースカット後は一度髪を乾かし、実際に現れたクセの動きや膨らむ位置を確認しながら、さらにハサミによる毛量調整を行います。
ウェットとドライの両方でクセを確認しながら、毛量とクセのバランスを整えていくタイプです。
【メリット】
毛先をスカスカにせず、必要な部分の毛量を根元付近から取り除くことで、大幅に毛量を減らすことができます。ボリュームを大きく抑え、頭をひと回りコンパクトに見せることも可能です。
さらに、カットとスタイリング剤の相乗効果でパーマのような立体感や動きを楽しめることも、このタイプの大きな特徴です。
【デメリット・注意点】
根元付近から毛量を間引くため、短い髪が内側にできる部分があります。
頭の表面から短い髪が立つようなことはないですが、髪を結んだりアップスタイルにしたりした際に、短い髪が気になる場合があります。
また、その後に縮毛矯正をする場合、短い髪が混在することで縮毛矯正の施術に支障が出る可能性があります。
今後も縮毛矯正を予定されている方は、その予定も含めて毛量を調整していきます。
TYPE 3|立体的なカールを描くコイリータイプ

【特徴】
髪が立体的にカールする、非常に強いクセのタイプです。
乾燥しやすく、短くすると横に広がりやすいタイプです。「短くしても広がる」「伸ばしても絡まる」と、ヘアスタイルや日々のお手入れに悩まれている方も少なくありません。
一方で、適切に毛量とフォルムを整え、保湿とスタイリングを行うことで、立体的なカールを活かしたコイリーヘアとして楽しめる髪質でもあります。
【カット方法】
このタイプはクセの立体感と毛量が非常に強いため、通常のクセ毛カットだけではボリュームを十分にコントロールできない場合があります。
そこでROOPでは、必要に応じて「立体裁断」という方法を用います。
広がりやボリュームの原因となっている部分を見極め、内側の毛束をゾーン(ある程度の範囲)で根元付近から短く切り込みます。
単純に髪をすくのではなく、残す部分と取り除く部分をつくりながら、彫刻を削るようにヘアスタイル全体のフォルムを整えていく方法です。
【メリット】
非常に多い毛量を大幅に減らすことができ、毛量を半分以下に調整することも可能です。
横に大きく広がっていたシルエットをコンパクトにしながら、残したカールを活かしたヘアスタイルをつくることができます。
また、余分な毛量を取り除くことで毛束同士の絡まりが軽減され、乾かす時間やスタイリングなど、毎日のお手入れがしやすくなることも大きなメリットです。
【デメリット・注意点】
立体裁断では、内側の毛束を根元付近からまとまった範囲で短くするため、通常のクセ毛カットよりも短い髪が多く残ります。
そのため、手で触れたときに短い部分を「ジョリジョリ」と感じたり、髪を結んだりアレンジした際に短い毛が気になることがあります。
また、施術後に縮毛矯正を希望される場合は、短い髪が多く混在しているため、通常より施術が難しくなる可能性があります。
そのため、今後縮毛矯正をする可能性がある方には、事前にその予定を確認したうえで「立体裁断」を行うかどうかをご相談します。
くせ毛カットを体験したお客様の声



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